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証券アナリスト第1次レベルに合格するまでに
自身が実践した勉強法、スケジュール感などを
アップしたいと思います。
これから受験されるかたの目安になればうれしいです。
まず勉強時間について。
私の勉強時間の記録は以下のようになっています。
試験のある4月までの記録です。
※9月に受験されるかたは適宜読み替えてください
勉強を始めたら、勉強時間を手帳などに記録する
ことを強くおすすめします!
(私はrido mini planner japanというじゃばらの
24時間手帳に科目別に色を分け、蛍光ペンで
棒グラフを作っていました)
●12月(5月)初旬
TACの総まとめテキストと過去問を3科目分購入
●12月(5月)中〜下旬
そろそろ勉強しないとなあと思いながらも、
年末年始の休みなどもあり、まとまった勉強をせず。
TACの総まとめテキストにぱらぱらと目を通すくらい。
●1月(6月)
まだ本腰を入れて勉強を始めず。
月のまとまった勉強時間は以下のとおり。
財 務…4時間
経 済…5時間
証券分析…4.5時間
●2月(7月)
いいかげん本格的に勉強しないとやばいと
思い始め、土日は時間の許す限り図書館の
学習室で勉強するという生活習慣に変える。
通勤などの移動時間、始業前、昼休みなど
ちょっとしたスキマ時間はすべてTACの
総まとめテキストを読むことにした。
財 務…9時間
経 済…6.5時間
証券分析…21時間
●3月(8月)
図書館の学習室での勉強を継続。下旬にTAC
の模試を受ける予定にしていたため、
「模試までに3科目過去問題を解き終える」と
自分の中で決めて勉強に取り組んだ。
模試の受験は勉強のスケジュールのペースを
作ることができ、自分の勉強の成果を
確かめることができるため、おすすめ。
財 務…8.5時間
経 済…6.5時間
証券分析…17時間
●4月(9月)
仕事が忙しく、平日にほとんど勉強できず。
土日に模試の復習などを行ったり、ひたすら
過去問を繰り返し解いた。
財 務…6時間
経 済…4.5時間
証券分析…11時間
◆勉強時間トータル
財 務… 27.5時間
経 済… 22.5時間
証券分析… 53.5時間
トータル…103.5時間
日本証券アナリスト協会のHPでは、
「平成15年の第1次試験3科目合格者および第2次試験合格者に対して協会が実施したアンケート調査によれば、合格者の平均学習時間は各々200時間程度となっています。また400時間以上勉強した方も第1次レベルで11%、第2次レベルで18%います。ただし、合格までの勉強時間は、事前の知識や実務経験あるいは集中度合に大きく依存するので、あくまで1つの目安と考えてください。」
と記載されています。
受験してみて、またまわりの人の意見を聞いて
思ったのは、上記のように書いてありますが、
要領の良い人はかなり少ない勉強時間で受かっています。
なので、個人的にはやり方次第?と思ってしまいます。
五感を使った学習(音読・マインドマップ)、加速学習
(フォトリーディングなど)を取り入れてみてもよいかもしれません。
自分の勉強時間をこうしてみていると、
実質的に本腰を入れて勉強を始めたのが2月なので、
だいたい2ヵ月〜3ヵ月前に追込みをかける感じで
十分本番に間に合うのではないかと思いました。
これから受験されるかたは、ぜひがんばってくださいね!
次回は勉強方法について詳しく記載します。
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勉強方法編です。
私は、王道ですが、テキストと過去問を3回ずつ、
読む&解くという勉強方法で証券アナリスト
第1次レベル試験を乗り切りました。
1. TACの総まとめテキストを3回読む
はじめは意味がわからなくても、とりあえず
はじめから最後まで目を通す。
目を通しているうちに、知らない語句を読む
抵抗感がなくなりました。
また、音読すると、用語が頭に入りやすくなり、
眠くなりにくいです。
2. TACの過去問題集を3回解く
☆印で重要度が示されているため、重要なもの、
出題頻度の多いものから解いていきます。
(時間に余裕がある場合は、すべての問題を解く)
あまり出題年度が古いと、傾向が変わっていたり
するため、出題年度が比較的受験年度と近い
問題を解くのがいいのかと思います。
3. 模試を受ける
自分の勉強がどの程度までできているのか、
他の受験者との位置を確認するためにも、
受験をおすすめします。
模試の問題が本番の試験で出題されたことも
ありますので、間違えた問題は解けるまで
しっかりと復習することが必要だと思います。
4. 前回、前々回の試験問題を本番と同様に時間をはかって解く
TACの過去問は出題年度別になっておらず
(単元ごとになっている)、2. では解答にかかる
時間をはかっていないため、上記の方法を行いました。
前回、前々回の試験の傾向は引き継がれるため、
本番であせらないためにも、前回、前々回の
試験問題を解くことをおすすめします。
過去問は協会のホームページから購入できます。
5. 仕上げ段階!模試、前回、前々回の試験問題で間違えた問題を復習し、解けるようにしておく
ここまでくればたいていの問題は解けるように
なっているはず。
自分の苦手な単元や間違えた箇所を確認し、
繰り返し問題を解いて、解けるようにしていきます。
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続いて科目別の学習ポイントを書きます。
◆証券分析
とにかく問題演習が必須。
理屈がわからなくても、とにかく手を動かして
過去問を解いてみる。解いていくなかで、
理解する。体に解法をたたきこむ感じです。
計算自体は電卓がやってくれますので、
難しくありません。
数学にはちょっと自信がないなというかたは、
「証券アナリストのための数学再入門
(金子誠一著)」から始めるといいと思います。
バリバリ文系の私でも、理解できました。
また、時間短縮のためにも、関数電卓の使用
をおすすめします。
普通の電卓でもメモリ機能を駆使して計算
できますが、関数電卓は答えや式を記憶できる
ため、後から検算ができ、打鍵数も普通の電卓で
メモリ機能を使うより少ないです。
私は1500円くらいのカシオのものを購入しました。
◆財務
第1問、第4問で満点の各30点をとり、
60点を確保できれば、合格は目前という印象です。
第1問は計算の必要がない文章問題のため、
確実に得点できればかなりあとが楽になります。
第4問も、毎回出題されており、ある程度
パターンが決まっているので、全問正解も
難しくないはずです。
第1問、第4問で満点はちょっと無理だ
という場合は、第2問、第3問でちょこちょこ
かせいでいけば合格点に到達すると思います。
◆経済
一番の苦手科目でした。
マクロ経済が一番出題割合として大きいものの、
ミクロ経済の出題割合が年々増えていっている
という印象です。
ミクロ経済は捨てずにきちんと勉強することが
必要かと思います。
計算問題は、公式や理論さえわかっていれば、
電卓で簡単に答えがでるものが多いので、
計算問題は落とさないように心がけて練習
しておくことが重要だと思います。
以上が私が学習の中で試したこと、心がけた
ことです。
自分なりに勉強方法を工夫していただければ
と思います。
受験されるかたは、ぜひがんばってくださいね。
証券アナリスト第1次レベルの時と同様に、
第2次レベルに合格するまでの勉強
スケジュール感をアップします。
勉強を始めたら、勉強時間を手帳などに記録
することを強くおすすめします!
(私はrido mini planner japanという
じゃばらの24時間手帳に科目別に色を分け、
蛍光ペンで棒グラフを作っていました)
第2次レベルではTACに通っていたため、
自分で調整しなくとも、ちょうど良く
科目ごとに時間配分がなされた印象です。
<1. インプット中心 11月〜1月の3ヵ月>
基本的に土日にTACへ通い、講義DVD視聴
→視聴後復習→平日の通勤時間に講義録に
目を通し、定着させるという流れで勉強。
●11月
証券… 6時間
企業… 6時間
市場… 6時間
●12月
証券…12時間
企業…12時間
市場… 6時間
●1月
証券… 6時間
企業… 6時間
市場… 6時間
<2. アウトプット中心 2月〜4月の3ヵ月>
基本的に土日にTACへ通い、講義DVD視聴→
問題演習という流れで勉強。
●2月
証券…12時間
企業… 6時間
市場… 6時間
●3月
証券… 6時間
企業… 6時間
市場…12時間
●4月
証券… 6時間
職倫… 6時間
☆公開模試受験
<3. 直前演習中心 5月の1ヵ月>
●5月
実際模試を受けてみると、わかったつもりに
なっていたのか、記述式の問題に慣れて
いなかったのか、なんとなんと判定は「D」!
この結果に驚き、あせり、そこからは
アウトプットに集中。
基本的に土日にTACへ通い、答案演習→
解説DVDを視聴→間違ったところの復習、
という流れで勉強。
証券… 8時間
企業… 5時間
市場… 5時間
◆勉強時間トータル
証券… 56時間
企業… 47時間
経済… 47時間
合計…150時間
多少、プラスマイナスあるかもしれませんが、このくらいです。
一次のときより勉強時間が多いですね。
ご参考まで。
証券アナリスト研究会
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TAC出版 ¥ 3,024 (2017-12-21) |
二次試験、協会の講座案内には以下のようにあります(以下青字は協会HPより引用)。
講座は、「証券分析とポートフォリオ・マネジメント」、
「コーポレート・ファイナンスと企業分析」、「市場と経済の分析」および
「職業倫理・行為基準」の 計4科目で構成されています。
このうち「職業倫理・行為基準」は、他の3科目によって習得する高度
の専門知識・能力とともに、証券アナリストが身につけるべき重要な
分野です。
なお、「職業倫理・行為基準」以外の3科目の中では、「証券分析と
ポートフォリオ・マネジメント」が中核科目と位置付けられ、
他の2科目に比べ学習量のウエイトが高くなっています。
このように、証券分析に重きがおかれていると。
(ちなみに、「コーポレート・ファイナンスと企業分析」は
一次試験でいう「財務」と同じ科目です)
受験してみて、証券分析70%、財務15%、経済15%くらいかなと
思いました(職業倫理は除く)。
例えば、基本が証券分析がベースの問題で、そこに会計知識や
経済知識が求められる、というような複合問題が多いです。
また、「職業倫理」というインサイダー取引など証券アナリストの
行為基準について問う問題が出題されます。こちらは足きりがある
ので要注意です。
総合得点が合格ライン以上であっても「職業倫理・行為基準」の得点が
一定水準に達しない場合は不合格とすることとしており、これにより
1名が不合格となった(昨年試験では2名)。
そして、何より一次試験と違うのは「筆記」であるということ。
かなりの分量の文章を書く必要があります。
「AがBであるのでCとなる」というロジックをベースに、知っている知識を
肉付けして答案を作っていきます。
試験では、解答欄の8割が埋まるように気をつけて文章を書きました。
全くわからない場合でも、曖昧な表現はせず、自信たっぷりに「〜である」
と言い切ることにしていました。
計算も必要です。企業価値を求めたり、CFを求めたりなど。
一次試験に比べると、数字などがとてもシンプルなものが多く、
計算自体は大変ではありませんでした。
TACのDVD講座を申込み、11月〜5月にかけて、
毎週土日のどちらかに3時間×2コマの講義をスケジュールに
組み込みました。
★17万円弱もの受講料を無駄にしないためにも、心がけていたこと★
1.DVDは全講義きちんと見る。見ない講義のないようにする。
2.講義中に出題される問題を、きちんとその場で解く。
3.DVD自体は1時間半程度で視聴できるが、残りの1時間半を復習に使い、
3時間の枠でフルに勉強する。
DVD講座を受講してよかったこと・悪かったことは以下のとおり。
<良かったこと>
・土日のどちらかに3時間×2コマ勉強するというペースが作れた。
・講師の説明により、各科目の重要ポイントがわかった。
特に、職業倫理について、何をどの程度勉強すればよいかがわかった。
・模試を受けることにより(模試も講座に含まれていました)、
客観的に自分の順位がわかった。
・実力テスト、基礎答案練習、直前講義、模試などアウトプットの機会が
多く用意されていた。
・受講料のプレッシャーにより、もとをとる!との意識で勉強への
モチベーションアップにつながった。
<悪かったこと>
・DVDブースが個室だが、狭く、空気が悪い(学習環境があまりよくない)
→ストレスたまって勉強したくなくなる…(逃げているだけ?)
・教材が多く、使いきれない問題集などがあった。
使ったのは結局、テキスト、総まとめテキスト、過去問、答練などでした。
・DVDブースの予約が電話だった。途中でWEBになりましたが、
予約に結構時間がとられた印象です。
証券アナリスト(2次)のTAC模試の結果が返ってきました。
結果は衝撃の「D」判定!!
第1時限 72/210点 偏差値44.8
第2時限 82/210点 偏差値49.5
総合 154/420点 偏差値46.7
コメント:「ボーダーラインまであと一歩です。
基本事項を完全に押さえれば、得点力は数段アップします。」
TACに通っているという事実に安心し、わかったつもりになって
アウトプットを怠ったのかもしれません。
この結果からアウトプットに集中して勉強に励みました。
しかし、この長時間にわたる試験の手の疲れ具合、
集中力がどんどんなくなっていく過程などを経験してみるためにも、
模試受験はよいのではと思います。
受験の際にはドクターグリップなどの使用を強くおすすめします!
本当に!
一次試験については、以前の記事にも書いているとおり、
独学で勉強しました。しかし、二次試験は独学ではやや厳しいと感じたのと、
二次試験は1年に1回しか試験がなく、絶対に合格したかったため、
TACに通うことにしました。
(TACの紹介が多い気がしますが…TACのまわしものではありませんので)
受講したコースは、「2次速習本科生 ビデオ(DVD)講座」です。
速習とは、学習期間が11月〜5月までと比較的短期のもの。
他に速習より学習期間が長い「総合」というものと、
速習より学習期間が短い「直前」などがありました。
本当は教室講座を受講したかったのですが、毎週土日の決まった時間を
あけるのが難しかったため、自分のあいた時間にTACに行って、
個々のブースでDVDを視聴し、勉強するというビデオ(DVD)講座を選びました。
受講料¥166,600ナリ(定価¥170,000)。
紀伊国屋書店の資格コーナーで申し込んだので、2%の割引があり、
1万円の入会金が免除になりました。
また、TACでの無料講座説明会に参加しても、入会金が不要になったような…
もしTACへの通学を検討されている方がいましたら、ご参考までに。