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評価:
カーリー・フィオリーナ
ダイヤモンド社
¥ 1,680
(2007-11-30)
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原題は「Tough Choices」。
こちらの本が内容に合っていると思います。
「私はこうして受付からCEOになった」だと、
単なるサクセス・ストーリーのようにとらえられかねないと思います。
実際、彼女は会社を良くするために、相当つらい決断を
いくつもしてきましたし、貶められそうになる場面もありました。
もがいて苦しんで、従業員を愛し、HPを去っていった、
そんなカーリーの自伝です。
本当に面白くて、一気に読んでしまいました。
生い立ちから大学時代、これまでのキャリア、そこでの出来事、
考えたことなどが包み隠さず、オープンに描かれています。
中でも、彼女の考えにはとても同調することがありました。
そして勇気付けられもしましたし、活を入れられたようにも思います。
心は変えられない。
自分の気持ちに正直に生きる。
変化を受け入れよう。
間違ったことはしない。
この本を読んで、経営幹部やCEOがどんな仕事をしているのか、
初めてイメージが湧きました。
本当に大変な仕事であり、複数の能力に長けていて、かつ人脈も
ないとできないし、タイミングも重要。そんな印象を受けました。
女性のCEOということで、世間から過剰な注目を浴び、
あることないことを書かれ、非常にやりにくかったということでしたが、
女性の活用が進んでいるアメリカでこうなのだ、と思い、衝撃を受けました。
日本でも、きっと、同じようなことが起こるのだろうなと思います。
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勝間和代さん